熊野 移住 日記

秋葉原から、熊野へ移住しました。

システムアップデートしていないスマホを使う事は,車検を通していない車を運転するのと同じかも

けんけんです。

先日,スマホにまつわる“これはマズイだろ”的な事が続いたので,注意喚起する意味でも書いておこうかなと思いました。

スマートフォンと言っても,今回は“Android”のスマートフォンについてです。iPhoneについては,いずれまた・・・

事の起こりは,旅行に行った時に泊まったゲストハウスのオーナーさんから「最近,スマホの調子が悪いので見て欲しい」と言われ,確認した時でした。

    • システムアップデートが初期状態で止まっている
    • アプリの更新も無し

スマホAndroidで,最新はNexus系用にVer5.0が出ていますが,通常の最新はVer4.4で,その2世代も前のバージョンのままでした。
しかも,アプリの更新もされていない状態です。

さすがにコレは無いだろうと理由を聞いたら,

 「更新すると,月のパケット使用量を超えてしまいそうだから」

でした。(Wi-Fiで繋げよ!\(^^;ヲイ)

そのゲストハウスにはWi-Fiがあったので,接続設定を行い(なんと,設定していなかった!)Wi-Fi経由で,Android本体のシステムアップデートと,全アプリの更新をしてきました。
システムは2世代前だったので,一晩かけてシステムアップデートを2回実行です。

(最近,出先でこんなことばっかりしてます。^^;)


スマートフォンはキャリアとの契約で,月のパケット使用料が決められている事が多いです。(7Gバイトとか)なので,LTEなり3Gの回線を使って通信すると,利用できるパケット量は目減りしてゆきます。
けれども,ご自宅のインターネット回線をWi-Fi接続で使えば,パケット量は使われません。
安心して,アップデートして下さい。


この,システムアップデートは,Windowsで言えば毎月第3水曜日あたりに通知が来る“Windows Update”と同じと思っていただいてOKです。
この,“Windows Update”は,Windows 95の時代からあったのですが,あまりにも適用してくれる人が少ないので,確かXPあたりから自動更新される設定が標準になりました。

スマートフォンAndroidの場合,通知はされますが自動で更新はされないので,明示的に手動で更新する必要があります。(今の所,Androidの仕様です。その内,Windowsの用に自動になるかもしれません。)


パソコンもスマートフォンも,購入した時点で完全な製品ではありません。随時更新が必要なのは,それぞれのハードウェアの上で動いている“ソフトウェア”の方です。
ソフトウェアは,OSと呼ばれているAndroid本体と,アプリの両方です。

その為に,システムアップデートやアプリの更新で,発見された不具合を解消してゆきます。(機能追加の場合もあります。)

昔は,ソフトウェアに不具合があっても,使っている本人だけの被害で済んでいました。けれども,今はインターネットに常時接続されている場合がほとんどです。
なので,不具合を利用して,インターネット側から攻撃されたり,意図しない広告が表示されたり,ウイルスに感染させられてしまう可能性が出てきます。
また,スマートフォン自体を乗っ取られ,中に保存されている情報を抜き取られる事もあります。

「うちは,セキュリティ対応ソフト入れているから大丈夫!」

って事は無いのです。これらのインターネットを経由した攻撃関連は,通常使われる通信を利用して行われる様になってきているので,セキュリティ対応ソフトをすり抜ける場合があるのです。

(上で確認したAndroidスマホには,マカフィーのセキュリティ対応ソフトが入ってはいました。^^;)

車に例えると,

 セキュリティ対応ソフト ≒ 自賠責保険
 システムアップデート  ≒ 車検

と言えるでしょうか。
車だとしたら,両方とも無いと公道を走ってはいけません。
スマートフォンの場合も同じです。

セキュリティ対応ソフトは,怪しいサイトに誘導されそうになった時や,危険なソフトが導入されそうになった時に通知してブロックしてくれます。
今のセキュリティ対応ソフトは,Windowsパソコン・Macスマートフォンとマルチライセンスになっている製品もあるので,更新が来たら見直しをすると良いかもしれません。
お金払いたくない人は,無料のセキュリティ対応ソフトもあるので,(AVGとか)入れておきましょう。

それ以上に必要なのは,スマートフォン“車検”です。
車の様に,2年に一度って言うわけでは無いですが,定期的にシステムアップデートが公開されています。システムアップデートでは,発見された不具合の解消や機能の追加が実装されます。

怖いのは,不具合をそのままにして使い続ける事です。

しかも,インターネットはブロードバンド化しているので,高速道路を常に走っている様な物です。整備不良の車で高速を走っている事を想像してみて下さい。いつ事故が起きても不思議じゃないでしょ。


システムアップデートは,Android端末の

 設定 → 画面一番下の「端末orタブレット情報」 → システム更新orシステムアップデート

から確認できます。通知が来ていたら,すぐに更新しましょう。


アプリの更新は,Google Play ストアのアプリの設定から

 アプリの自動更新 → Wi-Fi接続時のみアプリを自動更新する

の設定にしておけば,パケット量も安心です。
アプリの更新状況は,「マイアプリ」画面から確認できます。
「更新」の表示が出ていたら,更新しましょう。そして,使っていないアプリはアンインストールしましょう。使わないソフトを消すのも,リスク対策の一つです。


残念な事に,システムアップデートが提供されなくなった端末も出てきています。
現時点で,Ver4.4以上のシステムアップデートが提供されていない端末は製品寿命だと考えて,機種変更される事をオススメします。

今は,キャリア契約だけでなく,ASUSZenfone5【AA】の様なSIMフリースマートフォンも出てきており,IIJみおふぉん【AA】や,OCN モバイル ONE【AA】などの格安SIMMNPで申込できるようになっています。


スマートフォンは,かつてのパソコンの用に,日進月歩で新しくなっている製品です。
その為,情報もすぐに古くなりがちなので,少しでも新しい情報に触れるようにしておかないと,揚げ足をとられかねません。
購入元のHPの確認や,製品登録したメールアドレスに送られてくるメール通知は,すぐにアーカイブしないで,一読しましょう。

長くなったので,今回はこの辺で。