熊野 移住 日記

秋葉原から、熊野へ移住しました。

撮影機材の詳細〜ビデオカメラについて

セミナー撮影を行う場合,ビデオカメラは必須です。

最近は,スマートフォンでも動画撮影を行う事ができますが,“動画教材”を作成する目的からすると,サブカメラとしては使えるかもしれませんが,メインのカメラとしては不適切です。
理由として,光学ズームが使えないからです。ズームは必要な機能です。

セミナーを撮影する場合,使用するビデオカメラは,業者さんにお願いする場合など,プロ用のガッチリした業務用のビデオカメラが使用されます。ただ,スタートアップ的に動画教材を作成する場合は,民生用のビデオカメラで十分です。
実際,うちで使っているビデオカメラは,SONYのハンディカムだったりします。

とは言っても,どんな機種でもOKと言うわけではなく,一つだけ必須条件があります。
それは,『外部マイク端子』が付いているかどうかです。
うちで使っている現行のビデオカメラ(HDR-CX700V)の場合,こんな感じです。

「MIC」と刻印されている部分がマイク入力端子になります。
SONYのハンディカムの場合は,アクティブシューに取り付けられる,ワイヤレスマイク(ECM-HW2)【AA】があるので,うちでは,この機種を使用しています。

理由として,詳細は別記事にゆずるとして簡単に説明すると,ビデオ撮影のキモは,映像ではなく音声であるからです。

別にSONYのハンディカム以外の機種であっても,マイク入力端子があれば,こういったタイプのワイヤレスマイク(ECM-AW4)【AA】が使用できます。

両者の違いとして,前者は単四電池1本で稼働。後者は,送信・受信ごとに単四電池がそれぞれ1本必要です。電池が撮影中に切れるリスクを減らす為に,前者の機種を選択しています。
ちょっと注意事項として,2014年モデルからアクティブシューは,「マルチインターフェースシュー」と規格が変更さていて,前者のモデルの後継機種として「ECM-W1M」【AA】が発売されているので,使用するビデオカメラによって,対象のモデルを選択する必要があります。
変換アダプター(ADP-MAC)【AA】もあります。


と言うわけで,家庭用のビデオカメラでOKなので,お家に眠っているビデオカメラが有り,マイク入力端子があれば,新規に購入しなくても使えることになります。

ただ,記録メディアがDVテープだったり,マイク入力端子が無い機種の場合,買い換えをお勧めします。記録がテープの場合,パソコンへの動画取り込み時間が,撮影の実時間かかる点と,テープの記録時間にセミナーの進行が左右されるので,記憶媒体がメモリで数十時間連続で撮影できる機種が使い勝手が良いです。メモリ記録であれば,パソコンへの取り込みも,1日セミナーであっても,30分程度で完了します。

お勧めの機種は,SONYであれば,「HDR-CX900」【AA】が良いかと思っています。

理由として,露出補正機能のAEシフトが±2まで設定できるからです。この機種以外のハンディカムは,4Kモデルの「FDR-AX100」以外は,±1までしか設定できないのです。
(露出補正については,別記事で詳細を解説します。)

発売したばかりで,ちょっと値が張りますが,セミナー撮影の導入機種としては最強だと思っています。

と言うわけで,手持ちのビデオカメラでも十分に動画教材は作成できます。
機材についての記事は続きます。