熊野 移住 日記

秋葉原から、熊野へ移住しました。

撮影機材の詳細〜ビデオカメラ周辺について

最近の動画教材作成は,ビデオ撮影の割合が減っているのので,ビデオカメラ関連を延々書くのは気が引けるのですが,それだけ下準備が必要なのも事実です。

と言うわけで,前回に続いて今回は,ビデオカメラ周辺の機材についてです。

前の記事で,箇条書きで書き出した一覧がありました。

  • ビデオカメラ
    • ACアダプター
    • 延長コード
    • ヘッドフォン
  • ワイヤレスマイク
    • 電池
    • 電池充電器
  • 三脚(リモコン付き)

この一覧部分がビデオカメラ周辺の機器になります。
ビデオカメラについては,書きましたので,続きから書いてみます。

●ACアダプター
ビデオカメラに付属している機材です。
セミナー撮影を行う場合は,長時間録画になり,バッテリーでは間に合いませんので,ACアダプターで給電しながら撮影を行うことになります。
ビデオカメラ付属のバッテリーは装着した状態で撮影しましょう。理由として,万が一ACアダプターの線が足をひっかけられて抜けたりしても電源断とならずに,パソコンで言うところのUPSの働きをしてくれます。

●延長コード
ACアダプターを使用する前提では,コンセントの確保が必要になります。その為,壁のコンセントから撮影場所まで電源を延長する為に,延長コードが必要になります。
延長コードは,ビデオ撮影以外にも,講師用パソコンの電源確保にも使う場合があるのと,コンセントの位置から撮影場所が遠い場合も考えられるので,複数本用意しておくと安心です。
うちでは,3m長の物1本。5m長の物2本をデフォルトで持参しています。

●ヘッドフォン
これは,携帯プレイヤーに付属している,イヤフォンタイプの物で十分です。
録画中は,マイクから集音された音声をモニターしながら撮影します。
うちでは,ワイヤレスマイクを使用して講師の先生の音声を集音しています。なので,ワイヤレスマイクの電池が切れた場合や,マイクのトラブルなどで,音が途切れる事があると映像として使えないのと,正常に集音されているかを確認する意味で,録画中は音声をモニターします。
なにげに,ワイヤレスマイクの装着位置が悪いと,服とこすれる音が入り,耳障りになっている事が多いです。音をモニターしていれば,すぐにわかりますので,迅速に対応することができます。

●ワイヤレスマイク
動画教材を製品として見てもらう為に,押さえておかなければならない点は,映像ではなくて,実は“音”だったりします。
映像がちょっとピンぼけだったり,構図がイマイチであっても(あまりにも酷い場合は除きますが・・・)クレームにはなりません。
けれども,「音が聞こえにくい」とか「マイクが近すぎて,息がうるさい」なんてのは,すぐにクレームが入ります。
なので,プロの撮影現場を見るとわかるのですが,セミナー撮影の場合は,講演者に必ずピンマイクが装着されています。
大きな会場であれば,ハンドマイクを片手に講演している場合もありますが,その時は,ハンドマイクからの音も同時に収録しています。
音声用の機材である,ミキサーを使い,ステレオチャンネルの右はピンマイクからの音声,左はハンドマイクからの音声を分けて収録します。そうすれば,良い方の音を使い分けることができるからです。

さすがに,スタートアップ時に,これほどの機材と手間をかけて動画教材を作成するのは大変なので,うちでは前回記事に書いたワイヤレスマイク(ECM-HW2)【AA】を使って収録しています。
プロ用のワイヤレスマイクは,細かい設定ができるようになっている反面,ビデオカメラ本体が購入できる位,高価なのと,そこまでの機能はいらないので,うちでは使っていません。
使用している民生用のモデルは,家庭用を意識して作られているので,全自動で簡単に高品質な音声が収録できます。
気を付ける点があるとすれば,マイクを装着する位置に気を付ける位です。口にあまり近づけず,胸のあたりに装着しておけば,バランスの良い音が収録できます。
また,現行の機種「ECM-W1M」【AA】であれば,マイクの送信機側に外部マイク端子が設けられ,ピンマイクを使う事ができるようになっています。新しいハンディカムを使っている場合は,お勧めな機種です。

●電池・電池充電器
上に書いたワイヤレスマイクは,電池で稼働します。セミナー収録の場合は,長時間稼働させるので,替えの電池が必要になってきます。
かなりの本数の電池が必要になってくるので,基本的にエネループなどの充電池を複数本用意し,使用した電池を充電しながら回して運用することになります。
うちでは,1日のセミナーでは,単4電池タイプを4本持参して,まわしています。(上で紹介したワイヤレスマイクは,単4電池を1本使用します。)
おすすめな使い方として,

  • 余裕を持って電池交換する
  • 急速充電は使用しない
  • 電池に番号を振っておく

の3点があります。
紹介したワイヤレスマイクは,ニッケル水素電池だと約2〜3時間稼働させる事ができます。しかし,うちでは余裕を持って,約1時間の休憩時間ごとに電池を交換しています。これだと,電池切れで音声が途切れる事はありませんし,“休憩時間ごと”と決めておけば,電池交換を忘れる事がありません。
次に,エネループの場合,充電機の位置によって「通常充電」か「急速充電」を選択する事ができます。時間が無い時には,急速充電を行いますが,電池本体には優しくありません。余裕を持って電池交換をする事で,通常充電でも4本持参すれば十分間に合います。
次に,電池にマジックなどで番号を振っておくと便利です。4本あると,使う順番を間違えそうになりますが,番号があれば間違いを減らせます。マジックだと使っているうちに落ちてくるので,テプラなのでシールを貼れればベストでしょう。同時に,購入年月も入れておけば,替え時の目安になります。

上はエネループの充電機の写真です。左右の「QUICK」と書かれた場所で充電すると急速充電になります。(1本だけだと,超急速充電になります。)中央の2箇所は通常充電の位置です。

●三脚
セミナー撮影では,三脚は必須です。
さらに,ハンディカム純正の三脚であれば,リモコンが付属しているので,お勧めです。
うちで使っているのは,「SONY リモコン三脚 VCT-80AV」【AA】になります。
理由は,値段が手頃で,エレベーターを使うと撮影位置が180cmを超える事です。
セミナー撮影では,会場の後方から撮影する事になります。その為,ある程度高さを稼いでおかないと,受講生の頭が映り込んでしまう場合があります。
現行のビデオカメラと同時購入した三脚は,このタイプの一つ下のVCT-60AVだったのですが,高さが足りないのに気が付いて買い換えました。
注意点として,ハンディカムの2014年モデルからは,リモコン制御用の端子が変更になっているので,自分のビデオカメラの機種に合う物を選択する必要があります。
純正の三脚でなくても,リモコン部分がオプションとして別売りされているので,こちらを使用する方法もあります。この場合も,リモコン端子に注意です。
ころころと端子を変更するのは勘弁してよと思うのですが,リモコン端子には,“変換ケーブル”が他メーカーから発売されています。力業でこんな感じに使う事もできるようです。


〜番外編〜
●ガムテープ
先ほど書いた「延長ケーブル」についての補足です。
会場によっては,人が頻繁に通る場所を延長ケーブルを通す事もあると思います。その時には,ガムテープや布テープで,しっかりと固定する必要があります。
そうしないと,足をひっかけられて事故の元になります。
また,他の注意点として,人が通る場所に,延長コードのコンセント部分を持ってこないようにします。あくまで,ACケーブルのみにします。
と言うのは,コンセント部分は,踏まれると,あっさり抜けます。ガムテープでかなり強引に貼っておく必要が出てきます。それも大変なので,注意が必要です。


今回は,周辺なので短いかなと思っていましたが,書いてみると,いろいろ出てきて,長くなってしまいました。
これ以外にも,あるような気がしているので,気が付いたら追加してゆきます。