熊野 移住 日記

秋葉原から、熊野へ移住しました。

動画教材を作る為に必要なソフトウェア〜ビデオカメラからの取り込み・PMB(Picture Motion Browser)

すご〜く間が開きましたけど,続きを書いてゆきます。

続きの詳細その1として,

  • ビデオカメラからパソコンへ動画取り込みソフト

について書いてゆきます。

ビデオカメラからパソコンへ動画取り込みソフト

このソフトは,題名の通り,ビデオカメラからパソコンへ撮影した動画データを取り込む為のソフトです。
「こんなソフトいるの?」
って声が聞こえてきそうですが,必要な理由があるのです。

セミナーの撮影など,長時間に渡る撮影の場合,撮影した動画データは結構な大きさになってきます。
SD,HD画質共に,30分あたり約2GB程度の容量になります。1時間であれば,その倍の4GBです。
4GBと言えば,DVDの容量4.7GB並の大きさになります。

最近のビデオカメラは,業務用であってもメモリやSSD,ハードディスクに記録してゆきます。
ビデオカメラをパソコンに接続すると,USBマスストレージ機能で,パソコンから見ると外部メモリが接続された様に見えるので,そこから動画データをコピーすれば良い様に思われます。

しかし,ビデオカメラのメモリやSSD,ハードディスクのファイルシステムの制限から,単純にコピーすれば良いわけでは無いのです。

特殊な例を除き,ビデオカメラ内のファイルシステムは互換性を保つ為に“FAT32”と言う形式が使われている事が多いです。このFAT32は,ちょっと古いので1ファイル当たり2GBまでの容量しか扱う事ができません。
つまり,上で書いた30分を超える映像の場合,2ファイル以上に動画データが分割されてしまいます。

「分割されたら,動画編集ソフトで結合すればいいんじゃね?」

って感じがしますが,これが上手くいく場合や,上手くいかない場合が出てくるのです。
例えば,講演者が話している途中でファイルが分断されると,動画編集ソフトで結合しても,言葉の間にノイズが入ってしまう事などがあります。

さて,どうするか?

そこで,“ビデオカメラからパソコンへ動画取り込みソフト”が登場します。
と言っても,特殊なソフトで購入する必要があるわけでも無く,通常,ビデオカメラを購入すると,付属ソフトの一つとして付いてきます。
自分が使っているSONYのビデオカメラの場合は,“PMB(Picture Motion Browser) ”と言うソフトが付いてきます。(少し前のバージョンになります)

このソフトの特徴として,ビデオカメラをパソコンに接続すると自動起動し,取込画面が表示されて,この画面から動画データを取り込む事ができるようになっています。

その中で,ビデオカメラ本体内で分割されてしまった動画データを1つのファイルとして結合して取り込んでくれます。

細かい話しなんですが,実はここでも1つ盲点があって,古いパソコンを使っている場合,取り込めない場合があります。
パソコンのファイルシステムFAT32の上位バージョンである“NTFS”になっていないと長時間の動画データは取り込めません。
Windows7以降のここ数年に購入したパソコンであれば大丈夫でしょう。


このPMBは,どうゆうわけか頻繁にバージョンアップが公開されて,一度,最新の“PlayMemories Home”にしてみた事がありました。
新しい事は良いことなのかもしれませんが,取込時に日付指定の取込機能が削除されていて,使い勝手が悪いので,元のバージョンに戻して使っています。

いろいろ新しいソフトを公開してくれるのは有難いのですが,使い勝手を考えて使用するバージョンを決めるのも有りだと思います。

そうそう,取込ソフトを使うと,ファイル名を“日時+撮影開始時間”にしてくれるので,動画データの管理が楽になるのも良い点です。


と言うわけで,動画データは付属ソフトでパソコンに取り込んだ方が良いと言うお話でした。