熊野 移住 日記

秋葉原から、熊野へ移住しました。

動画教材を作る為に必要な機材〜続き

一連の記事で書いているのは,“セミナー撮影”で必要な機材になります。
続きを書いてゆきます。


●資料投影元パソコン
セミナーでは,レジュメを配布する事が多いと思います。そのレジュメをプロジェクターで投影する為にパソコンが必要になってきますが,そのパソコンです。
レジュメの作成は,Windowsならば,PowerpointMacなら,Keynoteになると思いますので,それぞれソフトを導入したパソコンが必要です。
スペック的には,レジュメを投影するだけなので,それほど高いスペックは必要はありません。ただし,動画編集も行う場合は,下記を参考にして下さい。
又,プロジェクターとの接続について,前の記事で書いた様に,HDMI出力に対応していると,拡張性が広がります。
もし,新しくパソコンを購入する場合は,画面出力ポートに何があるのか気に掛けておいて下さい。

●ホワイトボードマーカー
セミナーを進めるにあたって,レジュメだけでなく,時にはホワイトボードに板書しながらセミナーを進める事もあると思います。
セミナー会場にホワイトボードが設置してある場合,ホワイトボードマーカーも用意されていますが,色数が少ない場合や,インク切れで書けない事も多いのです。
なので,お勧めなのが,ホワイトボードマーカーの持参です。
それほど高価なものではないので,黒を含め4色程度用意(黒・赤・青・緑)しておくと,臨機応変に板書ができます。
うちでは,この他に“オレンジ”のマーカーも使っています。

ホワイトボードマーカーは,各メーカーから出ていて,どれを使うか結構迷います。
長年,セミナー運営をしてきて,各種メーカーのホワイトボードマーカーを使ってきた経験からすると,パイロットのボードマスターが一番良いと思っています。

セミナールームに設置してあるホワイトボードマーカーと言うと,インクが切れたら使い切りで,本体まるごと交換するタイプが多いと思います。
けれども,ボードマスターは,インクが切れたらインクのみを補充することができます。
又,インク以外に交換が必要になってくるのが,ペン先なのですが,この“ペン先”も交換パーツとして交換することができたりします。

ホワイトボードマーカーは,単価としては安価なのですが,数が増えると馬鹿になりません。なので,インクやペン先パーツが交換できる,ボードマスターはセミナー運営的にとても有意義な製品なのです。
ぜひ,文房具店で見かけたら,だまされたと思って使ってみて下さい。
インクが切れるまで,しっかりと書くことができます。お勧めです。


●レーザーポインター(又は指示棒)
プロジェクターで投影したレジュメ映像は,結構画面が広いので,説明している部分がわかるように,レーザーポインターや指示棒で,説明している場所を示す必要があります。
指示棒は,セミナールームに設置している場合が多いので,設置している物を使えば良いと思います。
レーザーポインターは,さすがに設置している事は過去の経験上なかったので,持参する必要があります。

ヨドバシAkibaとかに行くと,各社からいろいろなレーザーポインターが発売されています。
うちで使っている物は,レーザーポインター付きのマウス(EAM-UMLP2)や,Powerpointのページめくり機能が付いた製品【AA】などです。

人それぞれ使い勝手があるので,ご自身のセミナーの進め方に合った製品を選んでゆけば良いと思います。
ただ,1点だけ注意する事は,電源・電池についてです。

上で紹介した,レーザーポインター付きのマウスは,USB接続なのでUSB給電されるので特に気にする事はありません。
ただし,レーザーポインターは単体だけでは動かず,電池が必要な製品です。なので,予備の電池を準備しておくことが必須です。
特に,小型のレーザーポインターなどは,ボタン電池を使っているので,もし予備電池を準備していなかった場合,購入するにも近くの店舗やコンビニで売っていない事も考えられます。
そうゆう意味では,ちょっと前に紹介したワイヤレスマイクと同じ電池を使う製品であれば,電池の兼用ができるので,リスクを減らす事ができます。

ちなみに,上で紹介しているレーザーポインターは,ワンタッチでPowerpointの画面を消す機能もあるので,超!使い勝手良いです。

かなり細かい事を書いておりますが,いざ問題が起こった時に,いかに対応できるか大切な点でもあります。


●動画編集用パソコン
セミナーを撮影した後は,動画の編集作業が待っています。
基本的に,セミナー動画の編集は,それほど高度な編集技術は必要無く,“カット編集”と言われる,余分な部分を削除して繋げてゆく編集になります。
なので,編集だけであれば,よほど古いパソコンでなければ,十分対応可能です。

ただし,動画データは記録フォーマットにもよりますが,30分あたり2Gバイトの容量が最低でも必要になります。なので,ディスク容量は,編集する時間に応じて必要になってきます。

さらに,編集した動画をYouTubeに公開したり,DVDにする場合は,“エンコード”と呼ばれる動画データの変換処理が必要になります。
エンコードはパソコンの能力をフルに使いますので,能力によって処理時間に差が出てきます。
なので,エンコードを行うパソコンは,できるだけ高速なパソコンが必要です。

どれだけ高速かは,CPUの能力によりますので,最近のCPUである,“Corei7”と呼ばれるCPUを使ったパソコンであれば良いと思います。
ちなみに数字の,“7”の部分が“5”とか“3”になると,速度は遅くなってきます。

又,メモリ容量は最低でも4Gバイトは必要です。
容量が少ない場合は,メモリの増量や,増量できない場合は,パソコンの買い換えを検討して下さい。

ちなみに,自分が動画編集で使っているパソコンは,自作で,CPUは,Corei7-3770K。メモリ8Gバイトです。


トラックボール
動画編集は,画面に表示されているマウスポインターを通常よりはるかに頻繁に移動させます。なので,マウスを使って動画編集すると,腱鞘炎になってしまうかと思われる程,マウス操作が多くなります。
そこで登場するのが,トラックボールです。
トラックボールは,本体に設置された大きめのボールを本体の内部で回転させることで,マウスポインターを移動させるデバイスです。なので,動かすのは指だけで,手は動きません。
自分は,Kensingtonの製品【AA】を使っています。

正直,マウスに比べて割高ではあるのですが,操作性を考えると雲泥の差であるのと,長く使える製品であるので,思い切って切り替えるのもありだと思います。
紹介した製品は,動画編集以外でも,ボールを回転させるだけでスクロールできたり,ブラウザの戻る・進むが指定できたりと,使い勝手がとても良いです。
今では,手放せなくなる程です。お勧めです。



こんな感じで,セミナー撮影に必要な機材を紹介してゆきました。
次からは,違う視点での必要な機材について書いてゆきます。